「プラスチックごみに関するアンケート」集計結果
しがローカルSDGs研究会(SL2)では、プラスチックごみの削減に向けて、啓発目的を兼ねたアンケート調査を2つのイベント会場とインターネットにて実施しました。
インターネットでは、テイクアウト弁当・総菜を統一のリユース容器で販売する実験事業(2023年2月予定)の実施に向けて、リユース容器の名称に関するアンケートも行いました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
なお、実施条件が異なるため、インターネットとイベント会場での結果を分けて公表します。
1.インターネット・アンケート
実施:2022年9月17日~11月3日
方法:SL2発行のメルマガとfacebookにて回答を呼びかけた。
回答:110名
2.イベント会場・アンケート
実施:2022年9月10日(土)、10月30日(日)
方法:イベント会場にてアンケート配布、回収
・大津市主催「リサイクルフェア」
・大津市市民活動センター主催「秋ほくほく」
回答:87名
実施主体:しがローカルSDGs研究会(SL2)
アンケート結果の概要:
1.インターネット・アンケート
・回答者の年代は、50%が40~50代、40%が60代以上。居住地は47%が大津市内。
・87%が、買い物時にマイバックをいつも持参。
・ペットボトル入りの飲料を「ほとんど買わない」人が36%。「月に数回買う」人が38%。「ほぼ毎日」「週に数回」の日常的に買っている人の合計は約26%と少ない。
・一方で、プラスチック製の容器包装ごみは「ほぼ毎日出る」が68%と多数。
・使い捨て容器やペットボトルを捨てるとき、罪悪感を感じたことがある人は、「時々感じる」が45.5%、「いつも感じている」が32.7%と、8割近くが「使い捨て容器を捨てること」に罪悪感を感じたことがあると回答。
・総菜や弁当を買う時に「リユース容器」を選ぶ人は、86%。
2.イベント会場・アンケート
・イベント会場には親子連れの参加者が多かったこともあり、回答者の年代は、10代~30代が37%、40~50代が46%。60代以上は11.5%と、インターネット調査に比べて若い層の方が多い。9割近くが大津市内にお住まいの方。
・82.8%が、買い物時にマイバックをいつも持参。
・ペットボトル入りの飲料は、「ほぼ毎日買う」10.3%、「週に数回買う」34.5%と、半数近くが日常的に購入。「ほとんど買わない」のは10.3%と少数派。
・一方で、プラスチック製の容器包装ごみは「ほぼ毎日出る」と回答された方は49.4%とインターネット調査よりは少ない割合となった。ペットボトル飲料は、空き容器を外で廃棄することが多いからかもしれないと考えられる。
・使い捨て容器やペットボトルを捨てるとき、罪悪感を感じたことがある人は、「時々感じる」が64.4%、「いつも感じている」が10.3%。「いつも感じている」人の割合はインターネット調査より少ないが、「使い捨て容器を捨てること」に罪悪感を感じたことがある人の合計は7割以上。
・総菜や弁当を買う時に「リユース容器」を選ぶ人は55.2%と、「使い捨て容器」を選ぶ人より多い結果となった。
プラスチックごみ問題に関する意見(抜粋)
インターネット調査では、自由回答の意見欄を設けた。
・もっと意識を!ゴミを捨てたら罰する条例を滋賀から始めたい!
・東京のコンビニでは量り売りが試行されています。環境先進県の滋賀県でも率先して導入に政治力を発揮して欲しいです。先ずはお茶の量り売りを手始めに、次にドリンンク飲料へ拡大しては。
・本来使わなくてもいいようなものにまで使われている。でもそれは消費者が求めるからだと思う。
・洗剤やシャンプーも詰め替えタイプを購入していますが、どうしても液体はプラスチック容器になってしまうので心苦しいです。油もドレッシングも卵パックもプチトマト容器も、かさばるプラ容器が多く困っています。
・商品を買う時に既に過剰なプラ包装がされていて、こちらが選べない。販売側やメーカーが削減に取り組んで頂きたい。
・生産者さんは搬入がしにくい、販売店は売りにくいなどの課題をクリアできる仕組みを作れたら、と。それを望む声を私たち消費者があげていきたいと思います。
・プラスチック製品は日常生活に密着しており、現状使わないということが不可能だと思います。購入、廃棄するプラスチックをできる限り減らす努力をしたいと思いますし、企業もプラスチックの代替品を探す義務があると思います。
・昭和の時代の粉石けん運動のような、令和の時代の滋賀ならではの琵琶湖や環境を守るプラゴミ削減運動ができればいいですね。
・知らないでは済ませられないことだらけですが、不都合な真実はいつも隠され偽善エコロジーが蔓延ります。マイクロプラスチックの原因の多くは企業よりも一般家庭ということも、みんな目を背けています。悩ましいことだらけですが、プラスチックに限らず本当の情報を仕入れて自分にできることを粛々とやっていくのみです。
(※回答は全て原文のまま掲載)
(※全回答は、コチラからご確認ください。)
リユース容器の名称について
「びわ湖Rプロジェクト」(Biwako Repack Rroject)で使用する統一リユース容器の名称について、3つの候補から投票していただいた結果、REPACO(リパコ)に投票した方が最も多い(46.2%)という結果となった。
リパコに投票された皆様の選んだ理由(抜粋)
・呼びやすさ、覚えやすさ。
・響きがかわいい
・RE箱のほうが意味が伝わりやすいと思うので
・意識を琵琶湖だけにすることではないから
・滋賀に限らず、全国でも伝えるような名称がよい
・琵琶湖リパックプロジェクトを略してるから
(※回答は全て原文のまま掲載)
(※全回答は、コチラからご確認ください。)
※投票結果もふまえて「リユース容器の名称」は「REPACO(リパコ)」に決定させていただきました。
なお、容器の名称については、SL2メンバーと関係者にて事前のアンケートで案を出し合い、約20点の案の中からSL2役員にて最終案3点を選定し、今回のアンケートにて最終決戦の投票を実施しました。
「REPACO(リパコ)」は、協力団体【Linkしが】メンバーの香田雅子さんから提案のあった名称です。
香田 雅子さん、素敵な名称をありがとうございました。
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