【開催報告】
持続可能なエネルギーとまちづくりセミナー
「 気候危機 いま私たちのなすべきこととは?~コロナ禍を超えて~」

【日 時】2020年9月13日(日)13:30~15:40
     ※Zoom利用のオンライン・セミナー
【参加費】無料
【主 催】環人8プラス・地域エネルギー研究会・滋賀県立大学グリーンコンシューマーサークル
【共 催】滋賀県・(一社)滋賀グリーン活動ネットワーク・NPO法人環人ネット
【後 援】滋賀県地球温暖化防止活動推進センター
【参加者数】112名

【プログラム】
・基調講演
「気候非常事態、カーボンニュートラルアクションプランとグリーンリカバリー」
  山本 良一氏(東京大学 名誉教授)
・報告「“しがCO2ネットゼロ”ムーブメントについて」
 滋賀県 温暖化対策課 課長 天野 孝志氏
・フロアトーク「気候危機 いま私たちのなすべきこととは?」
 コーディネーター:上田 洋平氏(滋賀県立大学 地域共生センター 講師) 

【ご質問への講師の回答】
当日はチャット欄にたくさんのご質問をいただきました。セミナーで回答できなかったご質問にも、講師から回答(コメント)をいただきましたので、以下に記します。
※ここでは質問および「講師の回答・意見」を原文のまま記します。予めご了承ください。

◆山本良一先生への質問と回答◆
Q1.英国の自治体ノッティンガム(?)のCO2低減の分野別計画(ウォーターフォール)のグラフがあったと思います。これの具体的な施策の事例がもしあれば教えていただけるとありがたいです。
<A> 1.ウォーターフォールチャートで詳細なのはロンドンのグリニッジ特別区のものです。ネットでUK Council Climate Emergency Action Planを検索してください。10月初旬には小生監修のガイドブックが出来上がります。それまでお待ちください。

Q2.対策計画のなかで、民間企業に求められる行動の指針や具体策の事例があればお教えいただけますと嬉しいです。
<A> 2. 民間企業も気候非常事態宣言を行い、カーボンニュートラルプランの作成が求められます。アップル、マイクロソフト、シーメンスなどの企業を参考にしてください。

Q3.私も住んでいる市に対して、気候変動に対する具体的な対策を提案して、市民として共に行動していきたいと考えています。カーボンニュートラルに向けて、世界や日本国内の各自治体が一番力を入れておられる気候変動対策は何でしょうか。各土地で違うかとは思いますが、何を一番に取り組んで行くのがよいのか知りたいです。
<A>3. 先ず気候非常事態宣言を議決することが最も重要です。次に何年までにカーボンニュートラルにするかを決めることです。具体策や優先順位はその後で合議によって決めるべきです。10月初旬には小生監修のガイドブックが出来上がります。

Q4.カーボンニュートラルに向かっていく中で、企業はどうしてもCO2を排出しなければいけません。カーボンフットプリントでCO2を見える化してカーボンオフセットを行っていく方向性でよろしいのでしょうか?
<A> 4. 省エネ、再エネ導入で残ったCO2はカーボンオフセットするしかありません。NETsに注目してください。

Q5.ティッピングポイントを超えたということは、滋賀県において例えば具体的に想定される影響にはどのようなことが推定されますでしょうか?
<A> 5. 海面水位の急上昇は滋賀県に直接の影響はありませんが、温暖化の加速化は様々な影響があるでしょう。例えば琵琶湖が死の湖になるとか。

Q6.コロナ禍により、社会・経済の活動の制限により、世界的には、CO2の排出量は前年度に比べて減ったとも言われている反面、巣ごもりにより、家庭での排出が増加したとも言われているかと。
山本先生は、コロナ禍が長引いていることなども踏まえて、世界的な状況について、如何お考えでしょうか?いずれにいたしましても、私たちひとりひとりの行動を改めていくことが急務だと思います。
<A> 6. コロナ不況によるCO2排出量の減少はたいしたことはなく、CO2濃度は過去最高を記録しています。
今重要なのはシステム変化を起こすことです。すなわち自治体が気候非常事態宣言を議決して、カーボンニュートラルアクションプランを作ることです。

Q7.世界・日本各地の取組の事情はよくわかりました。個人や地域で取り組むには 具体的に日々 何をすればCo2削減に「数値的」にどれだけ貢献できるか。そんな事例や指標のご提示いただけないでしょうか。ゴミ出し 消費電力削減 食品ロスなど。
<A> 7. 個人は何をすれば良いかについては何十冊もの本が出版されておりますし、環境省もクールチョイスでそのガイドをしています。今必要なのはシステム変化であり、自治体のカーボンニュートラルプランが決まったら個人のなすべきことも自ずから決まります。

Q8.私は、2002年デンマークにエコツアーに行き、二酸化炭素を減らすためにエネルギーと環境問題を統一する政策で風車をどんどん進めているのを知り、非常に希望を持ったのですが、それから20年近くたったにも拘わらず、日本では、時間も猶予もない時期にあると思うのですが、足元では、再生可能エネルギーの推進は、メガソーラーが身近にあり、それへの不快感、反対意見、また風力発電には、風があっても、鳥への影響、低周波などの影響で反対する人があると、それが大きく取り上げられ、否定的な意見が広まり、結局あまり進んでいないようです。これからも、それぞれの生活を省エネ、エコ活動が重要だと思いますが、同時に環境エネルギー政策を進めるためには、何が必要でしょうか。
<A> 8. 大戦略としては省エネ徹底、再エネ最大導入、エシカル消費/循環・サービス経済でしょう。その大戦略の中で個別の矛盾を解決するしかないでしょう。
化石燃料を使い続ければ10~20年ほどで臨界点を超えてしまうのですから。

Q9.EUが積極的に進める「環境政策」は、域内産業の競争力を強化し、雇用を増やし、経済成長を図る「産業政策」である。当たり前だが、自国の経済を犠牲にしてまで温暖化対策を進める国はない。欧州の企みに日本が翻弄されているという、山本隆三さん(常葉大学)の話がWedgeにありました。どのように考えられますか。
<A> 9. 石炭派の論客には耳を傾けない方が良いのではないでしょうか。どの国も化石燃料から脱却して再エネへ移行するのに苦労しています。ヨーロッパ各国ももがきながら前進しているのです。

Q10.山本先生、スゥエーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんは、温暖化対策のため、CO2を排出しない原発に肯定的と聞いています。温暖化対策のために原発を推進することに賛成されますか。
<A> 10. 安全が十分確保されているのなら、しばらくの間、原発に頼るのもやむを得ないかもしれません。

Q11.科学者であり、環境活動家のポールホーケンの著書が日本語訳される事になりました、この「ドローダウン」の事は如何でしょうか?100の方策が書かれた本です。
https://readyfor.jp/projects/drawdown/comments
<A> 11. 100どころか、1000以上も具体策はあります。問題はそれを実行するための政治的意志、国際協調、市民の熱狂が無いことです。グレタなど学生、青年が起ちあがったことを契機として市民全員が起ちあがるべきと思います。

◆滋賀県 温暖化対策課への質問と回答◆
Q12.
県内でのCO2削減対策のほかに、各県の得意分野を活かし、他県と協力しながらCO2削減対策を進めるというような可能性はあるのでしょうか。
<A>12
〇環境省では、各地域がその地域の自然など地域資源を最大限活用しながら、自立分散型の社会を形成しつつ、地域同士で資源を補完し支えあう「地域循環共生圏」という考えを提唱しています。
〇自然エネルギー資源の豊かな県、技術革新につながる産業が集約した県など、日本の地方自治体はどこも特色がありますので、CO2削減においても特色を活かしつつ協力していくことが必要と考えています。

Q13. CO2ネットゼロ社会は、現在の価値観を覆すほどの社会システムの変革が必要と思います。滋賀県庁で働く1人1人が「やるんだ」という共通認識をつくることが まず必要ではないかと考えます。そういった環境学習を内部で進める準備はありますか。
<A>13
〇庁内では、知事を本部長とする、部局横断的な、しがCO2ネットゼロ推進本部を設置し、情報を共有しながら取組を推進する方針です。
〇CO2ネットゼロ社会の実現に向けた社会システムの変革には、県庁の各課はもちろんのこと、国、県民、事業者、市町等の協力が不可欠と考え、一丸となって社会変革につながるムーブメントを起こしていきたいと考えています。

以上

【参加者アンケートの結果(抜粋)】

◆山本良一氏の基調講演に関するコメント(抜粋)

・地球環境の現在の状況を知り、また一人一人の行動力が重要とのべられており、学びが深まった

・地球の状況、世界の状況、日本の動きを比較して捉えることができた。

・海外の状況なども踏まえ、様々な情報提供をいただき、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。

・他国の詳しいデータや事例をいくつも紹介いただいたので、どれだけ危機的な状況なのか、どれだけ日本や自治体が動けていないのかを再認識できたため。

・ある程度予測はしていたが衝撃的な内容と世界の取り組みがわかりました。

・世界・日本での気候変動についての理解と非常事態宣言の実態がよく分かった。また 気候変動の最新の研究動向も少し俯瞰できた。

・世界、日本の最新の動向がよくわかった。滋賀県としても具体的なアクションにつなげなければ。

・専門的であったが、現状を理解する事が出来た。

・講演内容は新しい見聞を得るものもあり、素晴らしい内容でした。ただ、伝えようとする内容に対し講演時間が少なく、もう少しゆっくりと吟味しながら講演を聴講したいと思いました。

・気候変動について最近特に危機感を持っていましたが、詳細について調べられずにいました。今回講演を聴いて、個人個人が意識して取り組み、国同士も切磋琢磨し合い、世界中が一つになってこの問題の改善に取り組む必要があるのだと改めて感じました。

・日本のみならず、世界の温暖化状況が紹介されていたのがよかった。

・分かり易かったし、内容が豊富だった。

・日本、滋賀県、市町、企業、そして私たちへの提言などあり、迫力のある内容でした。ありがとうございました。

◆滋賀県 温暖化対策課からの報告に関するコメント(抜粋)

・山本先生の話からすると滋賀県はこれでよいのかと心配になった。

・特別悪い点はなかったが、具体的な施策について聞きたかった。

・滋賀県での具体的なアクションを示してほしい

・県のデータは非常にわかりやすかったです。具体的な事例があればもっと紹介いただきたかったです。

・行政にできることとして、よくやっていると思った。

・各市町村や県民とどう取り組んでいこうとしているのか知りたい。

・県としてネットゼロに対し、今の延長でしか考えておられないことに失望しました。あくまでもムーブメントとしてしか考えておられないことでしょうか。

・熱い思いと、アクションにつながる感じがしなかった為。

・桐原地区は温暖化防止センターが積極的に行動を起こしての結果。もっと県全体として社会システムとしての変革につながる提案がほしい。宣言で示されているありきたりな取り組み事例では到底2050年CO2実質ゼロは達成できるものではありません。協議会も発足されているようですが、本気で社会のしくみやまちづくりへの提言を期待します。

・報告の発言に熱意を感じられなかった。県が実施している内容に意義はないが、単に事業報告を述べているように感じ、本日のセミナーの題にあるような「危機」の切迫感を持って発表して欲しかった。

・滋賀県は、環境問題の解決に向けて他都道府県より一歩先を行くというイメージを持っています。今回、滋賀県がどのような取り組みをしているのかを知ることができ、今後も環境への意識を高く持ち、それを県民一人一人にも広げられるような活動をしていってほしいですし、わたしも協力していきたいと思いました。

・脱炭素社会に向けた啓発が難しいことを理解された上で、歯ぎしりしながらも事業者、県民に向けてうねりを作ろうとされる必死の姿勢

◆フロアトークに関するコメント(抜粋)

・直接の話はできなくても、質問内容や意見から、どんな問題意識で取り組んでいらっしゃるのかが分かった

・当初からの時間設定が短かったことが残念でしたが、上田先生が短い時間の中で、チャットからの質問などをうまくさばいていただいたので、その点、とてもよかったと思います。

・滋賀県内の活動をもっと発信して、協力者を集めてほしい。一部の人々の活動になっているような印象を持ちました。

・多様な意見が出ていたのを上手に関連づけてまとめておられたので理解しやすかったです。

・今後の取組について 講演者や関係者に宿題を出すなど積極的でよかった。

・もう少し、ディスカッションの時間とやりとりが聞きたかった。

・これに参加されている方は、基本 関心がある方なので、日々、反対や否定的な意見、無関心な方への対応に苦慮される事もあると思われますので、そういう意見にどう答えればいいのかというヒントになる設問を 今後ピックアップして頂けるとありがたいなと思いました。

・みなさんのご意見を伺えてよかった。特に南村さんのご意見のように、滋賀県庁のみなさんが共通認識し、社会システムを変えていこうという先陣をきるべきというご意見に大いに賛同。

・短い時間の中で、上田先生のスムーズな進行がよかった。(同様の意見多数)

・ウェブでの会議という制限ではあるが、意見を述べるものと応えるもののやりとりの方法を考えて欲しい。チャットでのみ意見を上げ、コメンテーターが代読するのでは、発表者の真意が伝わりにくいように感じます。

・時間が短かった。チャットで色々な方の意見がみられるのは良かった。

・今までのセミナーは一方的なセミナーが多いが、今回は質疑応答の時間をだいぶ設けてもらったから

・参加された方々からの意見がどれも興味深く、そのような視点を自分も持ちたいと思いました。藤井さん、嘉田先生から貴重なご意見を聞くことができ、ありがたいと感じたと同時に、もっと長くお話を聞きたいと思いました。

・視聴者の質問を丁寧に取り上げてもらったと思う。

・とにかく市民が一歩一歩進められるような取り組みをどうするかみんなで真剣に考えないと子どもたちの未来を奪ってしまうということを肝に銘じた。

・内容が良いだけに時間をもう少し長く配分すべきとも感じた(同様の意見多数)

◆参加者から、その他ご意見(抜粋)

・貴重な講演に参加出来てよかったです。オンライン配信は、どこにいても参加できるので、本当に有難いです。勉強になりました。事務局の皆さま、ありがとうございました。藤井先生、嘉田先生まで御発言いただくなど、興味深いお話しをお伺いできました。感謝です。

・現在の地球の状況、世界の動き、県の状況という流れで説明いただいたので、自分事として捉えやすかったです。ここからどのように県、企業、団体そして市民が連携していくのかが重要だと思うので、政策とイベント等を同時に進めていって欲しいです。

・頑張っている団体は各地にいるものではありますが、滋賀は県が肯定的で、これはもっと褒められるべきだと思いました。学生さんも、素晴らしい。

・滋賀県で宣言しているのが滋賀県と湖南市だけだということは初めて気が付いた。森林を伐採して地べたに太陽光発電パネルを設置することはCo2ネットゼロに貢献するのかどうか 以前から疑問があります。

・90年代から温暖化防止活動を続けてきた身としては、当時から警告してきた事象が今は現実的になっているに過ぎないという思いを禁じ得ません。この20数年やってきたことが山本先生の言われたリアリスティックオプティミズムで、それでは間に合わなかったことが明白である以上、第3の道しかないのが現実だと思っています。しかし正常性バイアスなのか、未だにそれが認められない人が大半で、グレタ・トゥーンベリさんへの感情的反発がわき起こるこの社会において、いかにして現実を直視させて舵を切らせるか、その方法論について悩んでいます。

・大変いいセミナーだったと思います。ユースが、非常事態宣言の請願書を出してくれること、それを受けて私たち、今までCO2を出してきた世代がやらないといけないことをもっと考えないといけないと思っています。エマニュエル・トッドさんの危機の帰結に影響を与える12の要因からだと、危機にあることを認めるの後、最終的には基本的価値観になるのでしょう。

・リカバリー政策をテーマにしてあり素晴らしい企画でした。県立大の若い学生が一緒に取り組み運営されていることもとても良いと思います。さらに発信を続けてください。ありがとうございました。

・進行役の朝比奈さんの画面のボタンの位置の説明が視覚障害者(弱視)の私には分かりやすかった。

・何をするにしても、コミュニティ(村や町)に「誇りと愛おしさ」「子孫への責任」が生まれないと、少子化、限界集落、空き家、森林等の問題も「日々の生活や周りの人間関係」に埋没し解決に向けて、一歩も動かないと実感している中で、見えない気候変動の問題を話す隙間が、今は私には見つけられないでいます。

・具体的に、身近にどうデメリットな変化があり、何をすればよいのか、その事で「何かメリット」が生まれないと、人を動かす事が出来きません。今は、それどころじゃないですので・・・。

・一番は役所の厚い壁が障壁になるのは、目に見えています。各市町に、やる気のある行政マンの育成をまず、期待したいです。

・村落単位で、削減量や貢献度がお金(便宜的な表現です) に変わると、ベースに惣村の歴史がある地域が多い滋賀県では、案外 動くかもしれません。田舎や山村がメリットになる仕組み、おいしい餌が必要です。きれいごとでは動きません。

・衝撃的なデータが多く悲観的になりますが、アクションにつなげていきたいと思いました。ただ、できることからやっていくという姿勢でよいのか(それしかできないのですが)、とても考えさせられます。

・個人的なことで恐縮ですが、現在育休中です。小さな子どもがいますので、オンラインセミナーは参加しやすくて良かったです。パワーポイントがはっきりみられたり、チャットで参加者の意見が共有できるのも良かったと思いました。

・対応が遅れた理由を語るべき。そして今後どうするのか、といった前向きの議論が必要だ。成長の限界発行(1970年)から明確化していたと考える。科学者はなぜ逃げるのか、また何をしていたのか。科学者は結果が出て理屈をつけるのではだめだ。予測し、備えるのが仕事であろう。もしかしたら、科学者を補佐する機能が必要なのかもしれない。それから、国民全員で進める必要があるが、進めるために有識者だけでは駄目だ。国政ー県政ー市町政ー市町民のタテをつなげなければならない。例えば、今日の話を誰がどのように国民へ伝えるのか。防災問題と同様にこのタテがつながらないからうまくいかないのだ。科学者や大学の人、政治家には絶対に分からないことである。断絶が起こっているのだ。

・地球温暖化対策の取り組みについて国や自治体をしっかり評価する、という方法は有効であると思っています。しかし、どのような基準で評価するのかをはっきり決める必要がありますし、推奨される取り組みが効果的なものであると証明できるものでないと誤った方向へ進んでしまうので、慎重に議論を進めていく必要があると思いました。国が自分勝手に政策をおこなっていくのではなく、国同士が一致団結して地球を守っていけるよう、国はもちろん一人一人がその意識を持つよう伝えていくことが大切になります。人口は少ないですが、これからを生きていく若者を中心に、意識改革を進めていくことが必要だと思いました。

(個人的な感想として)不慣れな司会でお手数をおかけしました、サポートしてくださりありがとうございました。

・啓発だけでなく、そろそろ本当に行政が行動に移してほしい。

・こういうセミナーの弱点は、だから具体的にこうしていこうということが少ない。現状把握はデーターが教えてくれます。ほとんどの方が具体策を模索していて、参考になればと視聴するわけで、気候の非常事態を宣言することが目標ではなく、CO2をゼロにするのが目標です。県の施策では省エネ、節約はできてもゼロにできない。今後のセミナーに期待します

・運営としての参加でしたが、非常に興味深い内容でした。これまで大学の授業で学んできた内容を昨今の情勢に落とし込むことができ、有意義な時間を過ごせたと思います。ありがとうございました。

◆「大きな変化があった」「少しだが変化があった」と回答された方は、【どのような変化があったのか】具体的に教えてください。(抜粋)

・個人は、どうしたらいいのか、考えるきっかけに、なった。また、教えてもらえたら嬉しいです。

・私たち一人一人が自分ごととして、行動をしなければならないことを再確認できた。

気候危機宣言の障害となっていることがらを、あげ、取り組んでいく必要がある、という気持ちが強くなった。

・目標に対しては、やはり 行動が大事だと思い直せたこと

・環境の緊急事態であり、楽観的に考えていてはいけないということ

・思っている以上に世界の動向が早く動いていて、キャッチアップしなければならないと感じました。

・やはり、日本は取り組みが不十分である。個人の意識も低い。だから、どうしたら世論が動くのか、考えてしまった。なにかしていきたい。具体的な目標と、競争が必要はたしかに効果があると感じた。PI指標を立てて、毎年競争がいいような気がするし、アプリで市民が競争してもみんな乗りそう。税金が安くなるとかなれば、絶対する。

気候変動に対する意識を更に高めていくこと、緊急課題であることを再認識することができたので。

・日野町ではこういった情報を得る機会がありません。私たちが発信者になるので、もっとオンラインでの研修を増やしてほしいです。

・県内の動きにもっと目を向けていこうと思った。

・根本的に、自分で考える人がいない限り、人類に光は無いと思った。

・一人の一歩がスタートですが、早く多数の一歩に!

・世界各国での実状と日本での動向がよく分かった。

・自分の身の回りでもできることから 始めたい。

・滋賀県で宣言しているのが滋賀県と湖南市だけだということは初めて気が付いた。森林を伐採して地べたに太陽光発電パネルを設置することはCo2ネットゼロに貢献するのかどうか 考えたい。

・温暖化の現象が現実であることを実感したので、大したことはできませんが、署名等で運動したいと思いました。

・非常事態宣言の請願を出されることが分かったので勇気をもらいました。

・今回のセミナーの多くの参加者が集まったことは、危機を認識して急いで行動をとらなければならないと感じている社会の現れであると認識できたこと

・滋賀県がいつまでに着実な目標達成をめざすかを決め、とりくみ行動をとる必要がいかに重要であるかよく分かった。

・藤井さんが「せっけんの時代と異なり、琵琶湖の深呼吸がなくなったことについても県民の多くは分かっていないのではないか」とのお話しに象徴されるように、啓蒙すべき対象はまだまだ多く、それが政治、行政を動かすもととなると思ったから。

・高齢者のため今からでは遅いかもしれないが、孫やこれからのこと考えると色々と気をつけないといけないと思いました

・環境から離れると、SDGsやストローなど、新たな環境ビジネスがまた始まったのかなという感じを受けてしまい、環境関係の方も生ぬるい方向に行かれたのねと思っていました(笑) しかし、山本先生の危機感がダイレクトに聞けて、「何をしなくてはならないのか」と久しぶりに考えさせられました。

・他人事でなく、まずはできる自治体から始める、というだれもが積極的になるべきだという認識ができた。

・知識がつき、これからの自分がすべき事を見出した。

・有識者の声がなければ市民は状況の深刻さが分からず、市民からの声がなければ政府は動けず、政府が動かなければ市民の行動は大きくは変えられない、という流れがわかり、問題解決には何段階ものステップが必要だとわかったから

・もっと危機意識を高める必要があると認識させられた。

・2030年の日本のエネルギー政策と本日の気候危機の話題提供にはかなりの乖離がある。自治体が主導で動くより、政府がもっと積極的にエネルギー政策の転換が必要と感じたから

・地球温暖化についてより深く学び、個人としてだけでなく周りも巻き込んで、何か活動をしていきたいと思いました。

・カーボンニュートラルな生活をするよう心掛ける。

・周りに伝えたい。

・気候危機的状況を生じさせているのは、人間の仕業だと再認識。

・気候変動は待ったなしで、今すぐ行動しないといけないと感じた。

・もう少し勉強して、周りにも現状を説明できるようになりたい。

・地球を守るための若者たちの行動力が、如何にインパクトを与えるか?

・他人任せではいけない。自分が動かねばならないと感じました。

・先の長くない高齢者にとって未来に汚れた地球を残すことへの罪悪感を一層強くした。


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