しがローカルSDGs研究会について
しがローカルSDGs研究会は、滋賀県立大学「近江環人地域再生学座」8期生(2011年度卒業)が中心となり設立されました。「近江環人地域再生学座」は、湖国近江の風土、歴史、文化を継承し、自然と共生した美しい居住環境、循環型地域社会を形成するために、行政、企業、NPOなどそれぞれの立場で地域再生のリーダーとなる資質を有した人材を育成する講座で、大学院生と社会人とが同じクラスで1年間共に学びます。しがローカルSDGs研究会は、近江環人の歴代卒業生と、まちづくりや社会貢献活動に興味のある社会人・学生の集まりで、2022年11月1日現在の正会員は29名(企業10名、行政職員6名、大学教員2名、団体職員8名、その他3名)です。
■正式名称:しがローカルSDGs研究会
■英語名称:The Shiga Local SDGs Learners
※略称:SL2(エスエルツー)
■設 立:2013年(平成25年)4月1日
■活動目的:地域の風土・歴史・文化の継承と、環境・経済・社会が統合的に循環する持続可能な地域づくりに寄与する ことを目的とし、活動しています。
【設立の経緯とこれまでの活動】
・しがローカルSDGs研究会(略称:SL2)は、2021年2月に「環人8プラス(かんじんえいとぷらす)」より名称変更いたしました。
・「環人8プラス」の活動は、滋賀県立大学の「近江環人地域再生学座」を2011年度に受講した「近江環人」8期生の社会人学生が、東日本大震災被災地である気仙沼市鹿折地区のグループ「鹿折に花を」のメンバーからヒマワリの種を譲り受けたことから始まります。
・8期生の仲間は近江環人卒業後も毎月集まり、譲り受けたヒマワリの種を東近江市の畑に播き、地域の子どもたちと一緒に育てながら、防災関連のワークショップを毎月開催する「近江ひまわりプロジェクト」の活動を進めていました。
・その後、企業協賛を得て開始することとなった「ひまわりBDFプロジェクト」の企画段階で、近江環人で共に学んだ9期生学生を誘って体制を整え、2013年4月に「環人8プラス」を設立しました。
・2014年に実施した「ひまわりBDFプロジェクト」は、大津市北比良にて145名参加の「種まきイベント」で約6千本のヒマワリを植え、その種を参加者で収穫後、搾油してバイオディーゼル燃料(BDF)を精製。そのBDFを農耕器具に燃料として利用し、つくった近江米を被災地へ還元するというもので、新聞等メディアでも何度も取り上げていただきました。
・2015年~2017年、「ひまわりBDFプロジェクト」に参加してくれたガールスカウト滋賀県連盟が独自のひまわりプロジェクトを3年にわたり実施され、環人8プラスは、ヒマワリを育てるお手伝いや、イベントの企画、講師派遣等で協力し、その活動を支援しました。
・2015年、バイオマス発電所、木製温室ハウス、小水力発電所等を見学し、再生可能エネルギーについて学ぶバス研修会を開催、20名が参加されました。(滋賀県助成事業)
・2017年、県立大学の学生たちと共に実行委員会を立ち上げ、ビバシティ彦根にて地球温暖化防止活動を楽しく伝えるイベント「集まれ!エコっ子フェスティバル」を開催しました。
・2017~2018年に亘り、「再生可能エネルギー連続講座」を3回開催し、延べ100名に参加いただきました。(滋賀県助成事業)
・2020年、「持続可能なエネルギーとまちづくりセミナー1」開催。湖南市の新電力会社の報告と、カードゲーム「SDGs de 地方創生」を用いたワークショップと講演を行い、44名が参加されました。(滋賀県助成事業)
・2020年、「持続可能なエネルギーとまちづくりセミナー2」開催。東京大学名誉教授 山本良一氏を講師に気候非常事態に関するオンラインセミナーを開催。予想を超える112名に参加いただきました。(滋賀県助成事業)
・2021年2月、活動の充実を図るための民間助成金への応募をきっかけに、活動内容を対外的に示しやすい名称へと変更しました。
・2021年5月、藻谷浩介氏を講師に「SL2設立記念フォーラム」(参加者150名)を開催しました。
・2021年7月、「第10回人と環境にやさしい交通をめざす全国大会in滋賀」(参加者550名)実行委員会に参加して大会を開催し、ディスカッション・ルームと記念講演会を担当・共催しました。
・2021年10月、中学生~大学生が司会やパネリストを務める「2050年をみんなで描く、マイクロプラスチック・ストーリー上映会」開催、参加者150名以上。
・2021年、気候危機を自分事として捉える人を増やすことを目的に、オンラインワークショップ「3.5%からの未来づくりカフェ」を計10回開催、延べ81名参加。
・2021年、滋賀県琵琶湖保全再生課に「びわ湖とプラスチックごみ問題について考えるMLGs協働テーブル」設置を提案、12月より事務局を務める。
・2022年。滋賀県立大学と連携し、SDGs連続講座として映画「グリーン・ライ エコの嘘」と「プラスチックの海」オンライン上映会を開催、計100名以上が参加。
・2022年2月、3月、「もったいないフェス2022 in 甲賀」開催に協力。
・2022年5月、ドイツの再生可能エネルギーを学ぶ「SL2フォーラム」を開催。
・2022年7月「MLGs協働テーブル『亀岡市視察ツアー』」を企画・運営。
・2022年7月~8月、小学生対象の連続講座「夏休み!プラスチック探偵団」全4回開催。
・2022年10月「プラスチックごみに関するアンケート」実施
・2022年11月、「つながりと循環を学ぶ、愛東エコツアー」MLGs推進委員会と共催。
・2022年12月~2023年2月、小学生を対象に「未来をつくるRキッズ連続講座」全7回を開催。大学生、高校生がチューターとして運営に協力。Rキッズ修了生7名と共に協力店舗やイベントでプラスチックごみ削減の啓発活動を実施。
・2023年2月、MLGsフォーラム「プラごみ問題から琵琶湖と淀川・大阪湾のつながりを考る」事務局として開催。
・2023年2月~3月、プラスチック容器包装ごみ削減に向けて、地域共通リユース容器「リパコ」を用いて弁当を販売する実証実験を実施。
・2023年3月、大津市ナカマチ商店街を会場に「もったいないフェス2023 in大津」開催。
・以上の他、2021年~2022年は月1回程度でメンバー勉強会を開催した。